ラオスのラオ子。

美味しいものと音楽と、あたたかな手仕事と。青年海外協力隊2018年度3次隊コミュニティ開発隊員の活動記録兼ラオス情報。一時退避中につきラオ語講座絶賛開催中です。

ラオ語の読み書き講座、はじめます!

ສະບາຍດີ!!

みなさんこんにちは、ご無沙汰しております。ラオスのラオ子です。

 

noteでこっそり近況報告していましたが、現在日本に一時帰国しています。

 

note.com

 

もちろん原因は、あのにっくきウイルスの蔓延です。

 

3月17日  24日に一時退避が決定したとの第1報

3月20日  帰国が翌日21日の夜に早まったとの連絡

3月21日  ラオス出国

3月22日  日本に一時帰国

3月23日  2週間の自主隔離開始

4月05日  自主隔離終了

 

そして現在も、不要不急の外出を控え、実家にて自宅待機継続中です。

 

note.com

 

で、もう3週間も過ぎてくると、本当に、本当にやることがない。

 

人生でこんなに暇な時間ってあっていいのかな?!って思うぐらい、暇。

 

暇暇言ってちゃダメだと思って、上の記事に書いたように目標を立てて取り組もうとするも、人工甘味料級に自分に甘く生きてきた私にはなかなか難しい。

 

ただ、私は、人のためだったら割と頑張っているポーズを見せる傾向にあります。

 

だから、タイトルに書いた、「ラオ語読み書き講座」を始めてみようと思って、久しぶりにブログを更新しました。

 

ラオ語の読み書きって難しい

www.laoko.net

 

なんで私がラオ語なのか、どこでどんな風に習ったのか、というのはこちらに詳しくまとめてあります。

 

訓練所でがっつり勉強始めたときから既に1年半。検定試験など明確に指標になるものがないうえに自己肯定感が低いので、ただでさえ低い点数を更に2倍増しで下げて書きますと、本当にただ「読めるだけ」です。

 

読めるだけ、つまり、書いてある文字を音にすること「は」できます。

 

ただし、単語の意味はまだまだ分からんし、配属先で使っているような公文書になると早々にお手上げです。

 

・日常のちょっとしたコミュニケーションが取れる

・SNSでラオ人とラオ語でやりとりができる

 

そんなレベルです。かなしや。

 

しかし、それでもあえて、読み書き講座をやってみることにしました。理由は以下の3つ。

 

①ラオ語の読み書きを、詳しくかつ分かり易く解説した書物やサイトが少ない

 

協力隊に合格し、派遣国がラオスに決まったのが2018年2月。そこから訓練所に入所するまで8カ月あったので、本を2冊購入して勉強にとりかかりましたが、さっぱりすすみませんでした。その最たる理由がコレです。まず、読み書きができない。仕組みがわからない。目の前にある文字をどうやって読んだらいいかわらかない。会話中心の本に少しだけ書かれている文字や文法の説明を見ても、さっぱり理解できない。アルファベットの表を見て無理やり読んでみようと思っても、意味がわからない。詳しく説明されている「東京外大モジュール」のラオ語もやろうと思ったけど、これまた初心者には難しい。(その後、復習のために大変大変お世話になっております。)

 

 

②ラオ語の読み書きができるようになりたい人の役に立ちたい

 

私は、カンボジアに2年住みましたが、読み書きができないまま帰ってきました。そしてラオス語はそれができる状態です。自分で両方経験したからこそ言いたいのですが、読み書きができないと言語の学習には限界があります。

 

日本語にない発音をカタカナだけで覚えていくことの限界。「これ何て言うんだろう」って思っても調べられない限界(当時はまだGoogle翻訳の精度が今よりも低く、更に音声機能もありませんでした)。そして、英語日本語話者に甘えてしまい現地語が全く伸びないという限界。

 

だから、ラオスに行って、そのへんに立っている看板の文字が読めて、何のお店か分かったとき、感動したのです。これが、識字ができるということか、と初めて実感したのです。英語の表記がないバスに乗って遠くの街にいくことも怖くないし、ローカルのお店に行ってメニューを読むこともできる。分からない単語を書いてもらって、自分で調べることもできる。発音が下手で伝わらない言葉も、書いて見せたら分かってもらえる。カンボジアでは経験できなかった世界を、ラオスで知ることができました。

 

もしコロナが収束してラオスに戻れたら、村にどっぷり浸って生産者さんと任期を全うしたい。でも、もしそれができなかったときに、次の誰かにバトンを渡したい。私みたいに自分に合った教材に出会えず、派遣前訓練までの期間をうまく使えそうにない協力隊員さんも、NPOやNGOで関わる予定の方とか、単純にラオスが好き!ラオス行ってみたい!!って方も、もちろん嬉しいです。

 

とにかく、読み書きができる、識字ができる、というのは、ローカルなコミュニティになればなるほど必要です。だからこそ、もしこれからラオスに行くことを考えている人が居れば、自分ができる数少ないことでも、繋いでいきたいと思っています。

 

③自分のラオ語力、ラオ語に対するモチベーションを向上したい

 

良質なアウトプットを作ろうと、改めて学び直し、創意工夫することこそが、自分にとって一番の学習になります。上で「それ(再赴任)ができなかったときに」と書きましたが、まさにそれがネックになって、なかなか+αの勉強ができていません。

 

このいつまで続くか分からない退避生活を少しでも意味のあるものにしていくために、自分にできることを発信していきます。

 

長々書きましたが

決意表明しないと、またいつもみたいに「来世でいっか~~~~あはは~~~」って流してしまうので、そうならないように書いてみました。有言実行!するぞ~

 

もしラオ語話者の方が読んで下さっていたら、生暖かい目で見守っていただければ嬉しいです。そして書いている内容が間違っていたらこっそり教えてください(笑)