ラオスのラオ子。

美味しいものと音楽と、あたたかな手仕事と。青年海外協力隊2018年度3次隊コミュニティ開発隊員の活動記録兼ラオス情報。一時退避中につきラオ語講座絶賛開催中です。

ラオ語読み書き講座 実践編②数字 後編

ສະບາຍດີ!!

こんにちは、ラオスのラオ子です。「ラオ語読み書き講座」気づけばこれで15本目となりました。

 

 

 

今日は、前回学習した「数字」を使って、実際に数字を読んだり書いたりしてみましょう。

 

 

の前に!

 

前回のおさらい

ずらーっと並べただけで終わってしまったので、表にまとめてみました。

 

せっかく兄からペンタブを譲り受けたので、副教材も作れるようになってみたいなと思いながら・・・センスがなくて一向に進まないので、ひとまずパワポで作った、「THE☆表」な画像でも貼らせていただくことにします。

 

0~9

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日本語が漢字で「一二三四」と書くように、ラオ語にもラオス数字があります。お札でしか見た事ありません。私の上司も、「見ながらじゃないと書けないよ~ははは~」と言っていました。

 

10~90

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変則的なのは、10、20と、1の位が1になるときでしたね。30~90は同じ規則ですのでそれほど難しくありません。

 

単位

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 ここまで覚えたら、あとは組み合わせて読んだり書いたりできれば数字はクリアです!

 

数字のラオ語読み

では、おさらいも済んだところで、実際に数字を読み書きしてみましょう!!

 

なお、より日常で使うかたちに近い表現になるよう、実践編では以下のように統一していきます。

 

①低子音に「ຫ」がくっついて高子音になるときは、一筆書きの文字があればそちらを採用

 ຫນ → 、  ຫມ → 

 

②百の位は、「ຮ້ອຍ」ではなく「 ລ້ອຍ」を採用

 

③万の位は、「ໝື່ນ」ではなく「ສິບ ພັນ(10千)」の表現を採用

 

 

それでは、いってみましょう!

 

 

 15

ສິບຫ້າ

ສິບ + ຫ້າ

 

これはもう簡単ですね。「10」と「5」で「15」です。ここで躓いてしまった方は、無理にすすんで躓きっぱなしになる前に、前回のブログでもう一度さらっと復習してきてくださいね!!

 

 21

ຊາວເອັດ

ຊາວ + ເອັດ

 

20は「ສອງສິບ」ではなく「ຊາວ」、そして10の位に1がくっつくときは「ໜຶ່ງ」ではなく「ເອັດ」でしたね。

 

330

ສາມລ້ອຍສາມສິບ

ສາມລ້ອຍ + ສາມສິບ

 

ちょっと長くなってきました。数字を覚えるのと一緒にぜひ意識してほしいのが、「ラオ語の区切り方」です。ラオ語は英語のように1単語ずつ区切らないので、自分で単語に区切っていく必要があります。

 

その時にひとつのヒントになるのが、末子音です。この中でいうと、

 

ສາລ້ອສາສິ

 

赤字で書いたところがすべて末子音ですね。末子音は、平音節5種類(ງ ຢ ນ  ມ ວ)と、促音節3種類(ກ ດ ບ)、計8種類のみです。見分けるポイントは、母音がついているかどうかです。赤字部分はすべて、どこにも母音がついていませんよね。

 

末子音以外で終わる単語ももちろんたくさんあるのですが、先生に「どうやって単語を区切ったらいいんですか」と聞いたら「単語を覚えるしかありません」と返されました(当たり前なんですが笑)。複音節語が連なった普通の文章では、もっともっとややこしくなっていきますので、今のうちに「ラオ語を区切れる目」を鍛えていきましょう!

 

4,829

ສີ່ພັນແປດລ້ອຍຊາວເກົ້າ

ສີ່ພັນ + ແປດລ້ອຍ + ຊາວ + ເກົ້າ

 

4千、8百、2十、9 と順に並んでいます。

 

これはそんなに難しくありませんね。次、次~!

 

93,000

ເກົ້າສິບສາມພັນ

ເກົ້າສິບສາມພັນ

 

でました!こちら、「93千」の言い方です。

 

「9万3千」の言い方も不正解ではありませんが、本当にびっくりするぐらい日常のお金のやりとりで「万」の単位を使いませんし、万の単位で区切るのはそんなに難しいことではないと思うので、この言い方に慣れるように練習していきましょう。

 

500,500

ຫ້າແສນຫ້າລ້ອຍ

ຫ້າແສນ + ຫ້າລ້ອຍ

 

「50万」と「5百」です。どこで切るか分かるようになるとそんなに難しくありません。

ちなみにラオスの100,000ກິບ(キップ、ラオスの通貨)は日本円でだいたい1200円ぐらいなので、「1000円(せんえん)はだいたいໜຶ່ງແສນ(ぬんせん)ぐらい」って覚えてました。(この覚え方をしたことによって、ໜຶ່ງແສນは1000ກິບだという記憶障害を起こし、赴任直後にひとりパニックになったのは内緒です。)

 

6,543,210

ຫົກລ້ານຫ້າແສນສີ່ສິບສາມພັນສອງລ້ອຍສິບ

ຫົກລ້ານ + ຫ້າແສນ + ສີ່ສິບສາມພັນ + ສອງລ້ອຍ + ສິບ

 

ここまでくると、どこで切ったらいいのかわからなくなりますよね。

 

落ち着いてください。6百万、50万、43千、2百、10、と数字を区切っていけば、習った単語ばかりです。

 

「最後の10(ສິບ)は”ໜຶ່ງສິບ”じゃないの?」と思われた方、後出しですみません。10、100、1000などの場合に限り「1」は省略しても大丈夫です。私の経験則ですが、100以上の位のときはໜຶ່ງも付けているイメージですが、10の位の時は付けないほうが自然だと思います。

 

問題を解いてみましょう

次の2つをラオ語で書いてみてください。

 

①1,111,111

②2,222,222

 

冒頭で「使わないので飛ばします!」と言った「万」の単位を使った書き換えも、やってみてください。「百」の単位も、今までの例で使わなかったほうで、書けますか??

 

 

https://www.instagram.com/p/B4QEjdJpzo0/

このサイニャブリ県の手刺繍の布、巻きスカートにできるぐらいの大きさなのですが、なんとແປດແສນກິບぐらいです。高いですか?安いですか??私はめちゃめちゃ安いと思います。

 

では答え合わせ。

 

1,111,111

ໜຶ່ງລ້ານໜຶ່ງແສນສິບເອັດພັນໜຶ່ງລ້ອຍສິບເອັດ

 

ໜຶ່ງລ້ານ+ໜຶ່ງແສນ+ສິບເອັດພັນ+ໜຶ່ງລ້ອຍ+ສິບເອັດ

 

1百万、1十万、11千、1百、1十、1 と区切ることができます。

 

 

「万」を使った書き方をするならば、

ໜຶ່ງລ້ານໜຶ່ງແສນໜຶ່ງໝື່ນໜຶ່ງພັນໜຶ່ງຮ້ອຍສິບເອັດ

 

ໜຶ່ງລ້ານ+ ໜຶ່ງແສນ+ ໜຶ່ງໝື່ນ+ ໜຶ່ງພັນ+ ໜຶ່ງຮ້ອຍ+ ສິບເອັດ ですね。

 

2,222,222

ສອງລ້ານສອງແສນຊາວສອງພັນສອງລ້ອຍຊາວສອງ

 

ສອງລ້ານ+ສອງແສນ+ຊາວສອງພັນ+ສອງລ້ອຍ+ຊາວສອງ

 

2百万、2十万、22千、2百、2十、2 と区切ることができます。

 

これも「万」と「千」を分けて書くと、

ສອງລ້ານສອງແສນສອງໝື່ນສອງພັນສອງຮ້ອຍຊາວສອງ

 

ສອງລ້ານ+ ສອງແສນ+ ສອງໝື່ນ+ ສອງພັນ+ ສອງຮ້ອຍ+ ຊາວສອງ となります。

 

変則づくしで難易度高めの2問にしてみましたが、解けましたでしょうか?

 

お役立ちYoutubeリンク

www.youtube.com

 

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連続した音声で聴けますので、ぜひ聞き流しに使ってくださいー!

 

 


数字以外の成分多めですが、めちゃめちゃ癒されるのでこちらもおすすめします。

ばーんこんこーい♪

 

今日はここまで!

この「ラオ語読み書き講座」も気づけば15本・・・もうしばらく、こんな感じで簡単な単語の説明を続けていく予定です。

 

 

難しい読み書きの部分を突破したら、あとは既存の音声付教材で十分勉強できますので、もし「そろそろいけそうだな」と思った方はぜひポチッとしてくださいねー。