ラオスのラオ子。

美味しいものと音楽と、あたたかな手仕事と。青年海外協力隊2018年度3次隊コミュニティ開発隊員の活動記録兼ラオス情報。一時退避中につきラオ語講座絶賛開催中です。

バーシーのあとのパーティー

さばいでぃー!

 

バーシーの儀式のあとのパーティーにお呼ばれしました、

ラオスのラオ子です。

 

「バーシー」とは、ラオス特有の文化で、

冠婚葬祭や何かの節目のときに行われる儀式です。

まだ私も体験したことがないので説明できませんが、

今回のバーシーは、体調を崩されていた課長の奥様が

良くなったことを祝うためのもの、とのこと。

 

1週間ほどまえに写真のような招待状が局員全員に手渡されました。

封筒から招待状を抜いて、そこにお金を入れて封をします。

相場はだいたい100,000KIP(=1300円)ですが、

私は初めてだし外国人だから50,000KIPぐらいでいいよと言われたので

その通り50,000KIPを入れて用意しました。

 

平日の昼間(普段なら働いている時間)に皆で車に相乗りし、

いざ課長の家へ!

 

パーティー、こんなかんじです。

 

入ってすぐに置いてあるこの入れ物に

お金が入った封筒を入れたら、

あとは勝手に好きな場所に座って食べたり飲んだりするスタイル。

爆音でシンセサイザーの半打ち込み生演奏が流れ、誰かが歌って、

みんななんとなく踊っている、ゆる~い感じ。

お隣カンボジアの結婚式を思い出して懐かしくなりました。

 

 

いつもはシンという巻きスカートに

ポロシャルやカッターシャツを着て出勤していますが

私も今日は「スア」と呼ばれる正装用の衣装を着ていきました。

首都のタラートサオという市場で、1300円で購入したもの。

オーダーメイドではありませんが、

買ってからウエストのあまりを詰めてくれました。

 

この町に来て初めて「スア」を着て出勤したので

みんな「綺麗なスアね!!」とほめてくれたのですが

その後に「でも靴(KEEN)と鞄(リュック)がイケてないわ!!」と

ダメ出しもいただきました(笑)

ハンドバッグとパンプスですね。わかりました用意します!

 

嬉しいことに、首都を出てから一回りお腹がへこんだので、

自分を甘やかさないように今の状態でもう1度絞ってもらおうかと

考えたり、考えなかったり・・・。

あんまり詰めすぎると肩凝るからこういう衣装苦手なんだよなあ。

 

 

首都でのホームステイ中に行った出家式でもそうでしたが、

基本的にビュッフェスタイルでいろいろなおかずが置かれているほかに

フォーコーナーがあるようです。

寸胴ではお出汁と肉団子がぐつぐつ。

 

 

フォーには、各々好きなものを入れて食べます。

レバー、血の塊、豚、鶏、パクチー、生唐辛子、たかのつめ、

胡椒、アジノモト、砂糖、トマト、唐辛子ペースト、

魚醤、トマトソース、スイートチリソースなどなど。

 

真っ赤になるまで唐辛子入れる人も居れば、

色々入れてこだわり感あふれる1杯を作る人もいます。

見てるの楽しい。

 

 

私は、豚肉少々、パクチー、胡椒、たかのつめを入れました。

これを食べたあと、おかずをたくさん取りに行って

「キンビア(ビールを飲むこと)」が始まりました。

 

 

こんな風にビールに野菜や果物を・・・

 

というわけではなく(笑)、

これは所謂いじられキャラの人が踊りに行っている間に

みんながあれやこれやとコップに入れたもの。

 

スイカの隣のもの、タケノコに近いものなのかなあと思ったら

バナナの芽でした。

バナナの花は食べた事あるけど、芽は初めて見ました。

 

どれ。シンブン(味見)。

 

 

こんな風に、重なっている新芽のぶぶんを1枚外して

取り分けてくれました。

 

単子葉植物の葉っぱなんて繊維質で食べてもモサモサするだけでは・・?

 

と思いましたが、なんとなく肉厚で、もちもち。

手でちぎると、そこから繊維質な細い糸がふぁ~っと出てきます。

レンコンのような感じ。

 

 

サニーレタスに、バナナの新芽っと、よくわからないハーブ2種類、

そして茹でたテラピアの身をほぐしてハーブと和えたものを包んで、

パデークのジェオ(どろどろした魚の醤油を使った、辛み調味料)をつけて

ひとくちでパクッと頂きます。

コンテンツ過多で何がどう美味しいか分かりませんでしたが

とりあえず全体的に美味しかったです。

 

 

「イッキ!」

「ぼだい!(無理)」

「半分!」

「ぼー!ぼだい!(無理無理!)」

「指1関節分!!」

「・・・。」

 

と私が最も恐れるキンビア文化に飲まれ(飲まされ?)、

この後大変な目に遭いましたが、大丈夫、わたし、なんとか生きてます。

 

バーシーに、行きたいなあ。

 

この日体験させてもらったのは

バーシーが終わったあと皆を招待して行われるパーティー。

ブログでよく見る「両手首、白い糸まみれ」は未体験です。

異文化に触れるとき、知的好奇心が爆発する生き物なので、

はやくバーシー行きたい~~~バーシー行きたい~~~~~~~!!

という念を誰かが受け取って、私を招待してくれるのを

静かに待ちたいと思います。

 

さてこの写真ですが、家の近くの叢によくわからないお盆があって、

(串に刺さった草木や黄色いロウソクが乗っていた)

それを撮ろうとしたら「これは撮っちゃダメ!」と言われ

なんとなくその目の前にあったマンゴーを撮ったものです(笑

 

何でダメなの?とあとから聞いたら

「これは悪いピー(幽霊)を除霊するために置いてるのよ」と

小さな声で教えてくれました。

知らないって怖ぇー!!!!

 

ブログ追加したよ

 

モザンビークの小学校教育隊員、

心配ないさのお兄さん「ジャッキー」のブログ追加しました。

なんとなく始めてみたリンク集づくりですが、

気づけばもう11か国!!楽しい!!!